福島原発事故の影響の真実が見えない理由
まぁ、この前も、甲状腺がんの福島の状態を示しました。
ですが、こういったデータが難しいのはですね、日本の今の病気の一つなのですが、思想が優先してしまうんですね。
私は、科学でやっていると言っているんですね、科学で。
政治の問題でも、歴史の問題でも、こういった病気の問題でも、全て科学でやっている。
科学というのはどういうのかと言いますと、対象物が、政治であるとか経済であるとか病気であるとか物理的なもの、というのではなくて、まず事実からスタートすると。
思想は入れないという事が、非常に重要なわけですね。
思想又は感情に基づかない事ですね。
これが、科学なんだと。
ところがですね、原発事故なんていうのは難しいんですよ。
何しろですね、原発賛成派からのデータは、殆ど何も起こっていないというデータなんですね。
一方ね、原発反対派のデータは、また極端にですね、非常に酷いがんの人みたいなのが出てくるんですよ。
で、タバコもまぁ、同じなんですね。
タバコを吸ったらこんなになるという写真を見られたこともあると思うんですけれども、もう凄い危険みたいな写真があるんですね。
あれはまぁ、嘘なんですけども。
で、ダイオキシンの時もそうでしたね。
ベトナムのベトちゃんドクちゃんという、可哀そうに、体が繋がった子供が出てきました。
あれも、ダイオキシンが原因ではないんですね。
だから、こういった社会的に感情的になった事件のデータというのは、本当に難しいんですよ。
僕の場合は、実は、そういうデータは除いてあるんですね。
除かないとですね、事実が見えないんですよ。
社会的に注目を浴びた事というのは、常に感情と思想が最初に来るものですから、どうしても、それを除くのが大変なんですね。
で、本当に真面目な方もおられるんだけれども、真面目な方でも、思想の入っている方は、違うんですね。
武田には意図がある?
だから、私が言っている事の解釈ですら、
「武田にはこういう意図がある」
なんて言っているんですけれども、僕は意図で、整理しているわけでは無いんですね。
その点で、まずこのデータを示し、またもう一段深く、これからどうするかという事を考えるのは、別の機会にしたいと思います。