ダメダメというよい子
私が社会というものを見ていますとですね、学校にしても職場にしても、社会全体にしても、どのグループにしてもですね、ダメダメというのが多いほど、まともに行っているようで、沈滞してしまうんですね。
まぁ、そのくらい、そのくらい、といっている社会の方が、自由で明るくかつ進歩しますね。
しかも、思わぬいい方向に進むんですよ。
それはやっぱり、ダメダメとかいうと、変な固い議論だけが通るんですけど、やっぱり人間の力というのは、もっと奥深くてですね、色々な発展の余地を残しているように思うんですね。
ところが最近ですね、ダメダメという人はですね、とかく良い子になるんですよ。
なんでダメっていう人が良い子になるのか知らないんですけど、とにかくダメという方がよい子になるんですね。
よい子のレジ袋追放
最近の事ではレジ袋の追放。
ダメっていう人の、一番好きなのが追放なんですよ。
この何かを追放するんですね。
この何かを追放するものは、人が便利だと思っていたり、それから何か人が楽しんでいると、腹が立つんでしょうね、多分。
それで、些細な事を問題にして、追放したがるんですよ。
で、その一つがレジ袋ですね。
レジ袋って、あれ、何にも悪くないんですよ。
何に腹が立つんですかね?
レジ袋を追放したいっていうんで、日本の話がイギリスに飛び火して、これがまた傑作なんですよ。
イギリスでもレジ袋の追放が3年前から始まったんですね。
そうしたら、レジ袋が半分以上減ったっていって喜んでいるんですよ。
そりゃあそうですよね、レジ袋の追放をやれば、レジ袋は減りますよ、そりゃあそうですよね。
その代わりに何が起こったかというと、他のプラスチックを袋として使い、プラスチックとか布とかの袋を使うようになって、それでみんなが不便になったって事なんですね。
別に、レジ袋を追放すればレジ袋が減るのは決まってるわけで。
レジ袋の有料化
それから、私なんかは最近スーパーに行って物を買いますとね、レジ袋追放ったって、レジ袋自身が無くなったわけではなくて、袋は必要なんで、ゴミ捨てる時にも役立つんでですね、レジ袋を5円で2~3枚買って行くんですよ。
だから、これはレジ袋を追放したんじゃなくて、レジ袋を有料化しただけなんですよね。
そりゃあまぁ、有料化すればみんな少しは我慢しますよ。
みんなを我慢させる事がよい子なんですよ。
みんなを我慢させて不便にさせる事がよい子なんですね。
レジ袋はね、機能と材料と、私は材料が専門なんですが、材料と機能から言ったら、もの凄く優れているんですよ。
そりゃあね、あんなに薄いもんで、随分と研究もされまして、製造方法も改良され、安く、プラスチックの量も非常に少なく、レジ袋にも使え、その後、ゴミ袋にも使える。
子供に何か持たせるのにも使えるし、汚いものを包むことも出来るし、非常に多用途で、僕なんかから言わせると、プラスチック製品の中で、非常にいいものなんですね。
それを追放しようって言うんですからね。
海に浮いたプラスチックは消えるの?
その一つの理由に、海洋にプラスチックが浮いているっていうんですよ。
プラスチックというのは石油から作るんですよ。
石油というのは、生物の死骸ですからね。
生物の死骸から作られたものは、基本的には、生物の死骸とほぼ同等なんで、ちょっと分解が難しいんですけれども、いずれにしても、プラスチックというのは、もう100年も使っているんですけれども、海にプラスチックは浮いていないですよ。
あれは軽いからですね、100年も使っていて、海とか山とかで処理されないんだった、今頃、海とか山には、プラスチックがいっぱい見えますよ。
でも、なんで見えないかというと、土の細菌とか海洋とかで処理されちゃうんですね。
そりゃあそうですよ、生物の死骸ですからね。
生物の死骸は、天然の中で処理されるようになっています。
ただ、普通の腐敗した肉だったら数週間で無くなるのに、プラスチックの場合だと、まぁ2~3ヵ月くらいかかると、まぁそういう事があるだけですね。
しかし、無尽蔵に捨てているわけではありませんから。
出来るだけ捨てないように回収しようと呼びかければ済むわけですね。
よい子のゴミの追放
それからこの、人をイジメてよい子になろうというのは、例えばゴミの追放なんかもそうですね。
ゴミが減ったって言って、喜んでいる人がいるんですよ。
なんでゴミが減ると楽しいんですかね。
人間が生活をすればですね、まぁ、トイレにも行くんですよ。
歯を磨いて、口をゆすげば、汚い水が出るんですよ。
それと同じように、どんな物でも使えば悪くなるんで、その使う量というのは、その人によって決めればいいんで。
別に、自分は例えばね、ゴミを追放しようという人は、自分が使うものを減らせばいいですよ。
ゴミを減らそうということは、使うものを減らそうという事ですからね。
質量保存の法則がありますから。
使って、ゴミにならないものは無いわけですから。
だから、ゴミを減らそうというのは、他人の生活を貧しくしようと頑張っているわけです。
貧しい生活の方が、心豊かなのかもしれないですよ。
そりゃあ、もちろん、そういう人もいるんです。
でも、ものをジャンジャン使う方が、幸福な人もいるんですよ。
別に構わないんですよそれはそれで。
今はそんな法律なんて無いんですから。
そういう政治体制でも、作れば別ですけどね。
年配の方に対して僭越ながら
申し上げます。
プラスチックごみは海の1番深いところにすでに到達しています。
プラスチックは取り除くのが不可能なくらい微細な「マイクロプラスチック」になります。
生分解されないまま、海の汚染を沢山吸収します。
それを魚が食べて、その魚を人間が食べます。
そのくらい、そのくらいと言ってるうちに
「5人に1人」といわれていたガンが、「2人に1人」になってしまいました。
原発事故も起こってしまいました。
がんが増えたとか言う人多いけどw
がんが増えた一番の理由は、医療の発達や食糧事情の改善により、長生きする人が増えた。
昔は癌になる前には死んでた。