日本に大雨が降る事は決まっている
日本はね、もう決まっているわけですよ。
雨は相当降るわけです。
雨が相当降るからこそ、稲が沢山育ち、それを食べる文化なわけですからね。
台風はもちろんやって来るんですよ。
異常とはどのくらいなのか?
異常というのはどのくらいなのかという事なんですけれども、今から50年くらい前の、長崎豪雨や諫早豪雨といったのを標準とすると、降り始めから1500ミリくらいを超えるまでは、まぁ異常とは言ってはいけないでしょうね。
つまり、日本列島は、そのくらいの雨は降るという事なのです。
それに対して、もしも税金が無くて、治水工事が出来ないというのであれば、税金を治水工事にまわすかどうかという議論をしなければなりません。
温暖化対策で無駄に使った80兆円
私がよく言っているように、温暖化対策で80兆円も税金を出したわけですけれども、その80兆円は、CO2の削減という、温暖化ガスの削減に使われたとされています。
ところがですね、温暖化ガスというのは、アメリカと中国が出している限りは、日本がいくら逆さまになってもですね、日本人が全員死んでもですね、全然関係なく気温は決まってしまうわけですね。
ですから、温暖化ガスの削減に投入した、税金の80兆円というのは完全に無駄なんですよ。
見当外れなわけですね。
その80兆円なら80兆円をですね、20年間で80兆円ですが。
80兆円を治水工事に使ったらですね、災害の殆どは起こらなかったと思うんですよ。
ですから要するに、命を守るとか早めに非難するとか、異常気象であるとか、観測史上初めてとか、一体、どういう目的でその情報を流しているのかという事ですね。
情報操作をするというのでは無いですよ。
情報の操作をするのではなくて、情報の流し方ですね。
設計値が分からなければ対策が取れない
この間のように、降り始めてからたった113ミリで川が氾濫したという。
どのくらいで設計していたのかという問いには、誰一人答えない。
だから、そもそも、設計値が分からないわけですからね。
どんなものでも、設計があやふやであれば、やはり事故は起こるわけですよ。
例えば、車がありましたと。
50キロ制限の道が普通ですよね。
高速であれば80キロ~100キロ制限。
じゃあ、普通の道を50キロで走ったらブレーキが効かなかったと。
よくよく調べたら、時速10キロまでしかブレーキが効かない自動車を、自動車会社が売っていたと。
そんな事があったらだめなわけですよ。
つまり、どんなものにも適正な治水工事や、適正な設計基準というものがあって、それを上回っているのかどうかという事ですね。
想定外
福島原発の時から話題になりました「想定外」
想定というのは、そもそも適切だったのかという事ですね。
あの時はまぁ、5.8メートルかなんかを超える津波は想定外だと。
でも、それについては随分と疑問が提示されましたね。
6メートルくらいの津波は随分あるのに、それを想定外としたのか、という事で、後はもう、原発をやりたい人たちが、随分と頑張って、うやむやになっておりますが。
命を守るとか、避難するという前に、攻撃に対して防御が一体どうなされているのか、まずは議論しなければならないという事を、ここでは強調しておきたいと思います。