真実を語りテレビから消された3人の人物…巨大メディアに人生は簡単に潰される!武田邦彦

汚染された日本のメディア

私たちに情報を提供するメディア、特に大メディアですね。

NHKとか地上波のテレビとか、それから4大新聞を中心とする新聞、それから主要な週刊誌ですね。

こういった、本来であれば、我々日本人に正しい情報を提供するべきメディアがですね、大変に汚染されていると。

この汚染の原因は、簡単に言えば、役員の、上役のサラリーマン化と、事なかれ主義と、もしくはお金が欲しいと、正義感がないと、まぁこういう事が色々とあるのですが、まぁ現実的には、それが非常に横行しているわけですね。

この10年くらいで、大きな大メディアによる個人攻撃、まぁ10年以上前なんですが、実は地下鉄サリン事件、松本サリン事件の時に、全然犯人と関係が無い被害者をですね、犯人に仕立てるという大失態がありました。

この時にメディアはですね、自分たちは、裁判官でも判事でも検事でもないという事で、かなり反省はしたんですけれども、まぁそういう事が1回、2回ではですね、メディアが反省するに至らなかったわけですね。

STAP事件 小保方晴子

それで、近年一番大きいのは、STAP事件でしょうね。

経緯はもうお話しする事でも無いとは思いますが、STAP事件も、もしメディアが取り上げるならですね、小保方晴子さんという30歳の女性を攻撃するのではなくて、派手な記者会見をした理研ですね。

それから、小保方さんを指導監督する立場にあった、山梨大学の方に教授で移った人とか、まぁ自殺された笹井さんは、やはり自殺されただけあってアウトサイダーだったわけですが。

その他に、無給研究員、つまり何の責任も無い立場で、雇用されていた時代の研究成果ですね。

発表した時は、ちゃんとしたリーダーだったわけですけれども。

まぁ、そういう時代のものをですね、あたかも小保方さん1人の責任のように、個人攻撃に徹したと。

特にNHKのようにですね、事件が、その発表が1月30日にあった時には、もの凄く大きく取り上げて、その時の夕方7時のニュースを私も見ていたのですが、業績をもの凄く持ち上げるわ、関係者の有名なその道の権威に、この発明は素晴らしい、ノーベル賞級だ、といったコメントを言わせる。

かつ、彼女がドクターを取った早稲田大学の先生とか、同僚の学生が、もの凄く努力家だった、というような事を画面で繰り返し繰り返し流したわけですね。

あのくらい、多くの映像をNHKが撮っておくという事はですね、かなり前から内密に情報を得てですね、相当の取材をしているはずなんですよ。

ところが、それから1週間後ぐらいにですね、ネットを中心として、小保方さんの論文、まぁ小保方さんの論文というのもおかしいんですけどね。

あれも、随分と多くの人が連名をしているわけですから。

むしろ、責任者の教授とか、研究者に焦点が合うはずなんですがまぁ、小保方さんが攻めやすかったんでしょうね。

それでやって、7月末に、小保方さんの非難番組を1時間くらいやって、そこでは小保方さんがエスカレーターに乗って逃げるのを、エスカレーターの両側に屈強な男を置いて阻止したりして。

小保方さんは、足に2週間の怪我をしましたね。

それから、小保方さんを女子トイレに押し込めて、女子トイレの前に、NHKの人を監視に置いておく、といった、人道上許されない取材を行ったわけですね。

その後、笹井さんが、その番組をもとに、自殺するという事まで起こりました。

これは一番大きいですね。

1年1ミリシーベルト男、武田邦彦

まぁ、私事で恐縮なんですが、私が原発事故の時にですね、

「少なくとも、法律では1年1ミリシーベルトが、一般人の被爆上限である」

という事を繰り返していたらですね、これは週刊新潮からですが、

「1年1ミリシーベルト男、武田邦彦」

というですね、4ページにわたる大特集をやってですよ、私の社会的な立場からいえば、大特集ですよね。

そこには、1年1ミリシーベルトがいかに間違っているかという事を、原子力関係者を多数、確か10人以上だったと思いますが、出してですね、証言させるというような事をやりましたね。

しかし、この1年1ミリシーベルトについては、NHKが1号機の爆発の直後、1時間くらいはですね、

「一般の被爆限度は1年1ミリだ」

という事を、繰り返し放送しておりました。

その事は、たまたまその番組を録画したおりましたので、そのビデオをもとに、アナウンサーが言っている事を文字に起こして、私の本には書きました。

「1年1ミリシーベルト男 武田邦彦」なんて言われましてね、大々的に個人攻撃を受けましたね。

大メディアに潰される個人

それはね、小保方さんとNHK、武田邦彦と週刊新潮じゃ、勝負にならないんですよ。

「正義を唱えればいいじゃないか」

なんて、そんな生易しいもんじゃないんですよ。

大メディアがですね、1個人を攻撃するという事は、簡単に1個人の人生を潰してしまう事が出来るんですね。

それでまぁ、私なんかはそれを期に、テレビ出演の回数なんかは、激減しました。

それは使いませんよ、いかがわしい人だという事で、どこも使いませんね。

私はたまたま大学の先生だったんで、飢えに困るという事は無かったんですけれども、もしも私がテレビのコメンテーターを主たる仕事としてやっていたらですね、まぁ危機に瀕していたでしょうね。

法律通りに言ったのに危機に瀕する。

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