【日本の歴史】真実の日清戦争!日本と中国が戦った理由!渡部昇一

日本に放棄させた遼東半島をロシアが取る

そのうちまたね、大変な事が起こるんですよ。

何が起こるかというとですね、日本に放棄させた遼東半島をロシアが取るんです。

だから、2~3年の経過はありますけど、まぁ強いて言えばですね、日本に返させた、その舌の根も乾かぬうちにと言いたいですね。

今度は自分が取っちゃうんですよ、遼東半島を、旅順、大連、全部。

満洲にも、どんどん軍隊を送り込みます。

白人にボロボロにされるシナ

そして今後はですね、ドイツもですね、山東半島、青島、あの辺、みんなドイツ領として貰うんです。

フランスはフランスでですね、広東辺りまで取っちゃうんです。

だから、ベトナムからずーっと広東辺りまでフランス領になるんですよ。

イギリスは、日本に返せという時に口は出しませんでしたけれども、他の国がみんな取るもんですからね、俺にもちょっとよこせと、いう事で、威海衛周辺と、香港の向かいの九龍半島を貰うんですよ。

ボロボロにされるんです、シナは。

裏目に出た夷を以て夷を制す

それは、こういう話なんですね。

「夷を以て夷を制す」という言葉があるんですね、シナ語には。

だから、外国を使って外国人を抑えさせるという、これがシナの政治の知恵みたいに言われていますね。

で、どうも李鴻章はですね、日本と平和条約を結びながらね、こっそりね、他の3国ね、ロシアとかドイツとかフランスにね、圧力をかけて返させてくださいと言ったらしいんですよ。

それでまぁ、夷を以て夷を制したんですね。

この場合の夷はロシア、ドイツ、フランスですね。

これを使って、もう一つの夷、日本を制しめたんです。

そして、遼東半島を返させたんです。

ところがですね、この夷というのはですね、日本よりもはるかに、はるかに悪質な連中ですからね。

タダでやるわけないですよ。

今度は俺にもよこせというわけで、ドイツは山東半島、フランスはベトナムから広東の辺りまでザーッと、それからロシアが一番問題です。

遼東半島、大連、旅順みな取っちゃうんです。

日本に迫り来るロシア

その他に更にロシアは、直に朝鮮に出てくるんです。

朝鮮の鴨緑江の沿岸の河口の近くにありました龍岩浦(りゅうがんぽ)という漁港があったんですが、そこまで取りましてこれをポート・ニコラスという軍港に変えます。

それからね、北朝鮮の森林伐採権を取ります。

それから、北朝鮮の鉱山発掘権もみなロシアが取ってしまうんですよ。

それに対して、日本は全部抗議を申し込むんですけどね。

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