日本の植民地化計画
まぁ、ここではマッカーサーがアメリカ人なので、失業というのを非常に大きな事のように重視しています。
ですが、日本人の感覚としては、失業よりも石油を禁輸されたという事で、マッカーサーも言っているように、石油を日本は取れないと。
つまりですね、アジア、アフリカ諸国の中で、完全に独立を保っていたのは、当時は日本だけだったんですね。
これは、なぜ独立を保てたかというと、軍艦と戦闘機があったからなんですよ。
ところが石油が入らなくなると、日本は石油が無いので、7年以内に、日本は軍艦も戦闘機も、使えなくなるわけですよ。
軍艦と戦闘機が使えなくなるとですね、もうその頃は、日本刀で切りあうという事は出来ませんでしたからね。
簡単に言うと、アジア諸国と同じように、植民地になる可能性が高まったわけですよね。
つまり、禁油というのは、
「日本を植民地化する」
という事を意味していたわけですね。
まぁ、これは今の時代では
「植民地なんか」
とか言いますけど、その当時、1940年当時は、アジアの殆ど全部が植民地でしたからね。
中国は植民地とはいいませんでしたけど、半分くらいは外国に取られていました。
今のベトナム、ラオス、カンボジアとインドシナはフランス。
マレーシアはイギリス。
ビルマもイギリス。
インドネシアはオランダとイギリスが一部。
その端の方はポルトガル。
フィリピンはアメリカ。
といったように、日本の周りは、全部植民地ですからね。
日本も軍艦と戦闘機が無くなれば、植民地になるわけです。
白人による植民地の現実
植民地になると酷いんですよ。
もちろん、植民地になるっていう事自体が酷いんですけどね。
ポルトガルは、アジアの諸国を植民地にすると、もう慰安婦どころじゃないんですよ。
要するに、
「現地女性は自由に乱暴していい」
という事にするんですよ。
そうすると、ポルトガルの軍人が、現地の女性をどんどんおかしてですね、子供を産ませるんですね。
男の子が生まれたら、その男の子はあいのこですからね。
そこで、銃を与えて、
「お前はポルトガルの血を引いているからポルトガルの方になれ」
と教育するんですね。
ですから、女性を乱暴するのは、公に認められたんですよ。
日本では、なんですか、慰安婦の問題とか言っていますけど、慰安婦どころじゃないんですよ。
慰安婦を募ってやったわけですけど、それはいいかどうかはまた別の問題ですが、全然そういうレベルじゃないんですね。
一般女性を、どこででも乱暴していいわけですから。
街角を歩いていたら、バッと乱暴していいんですから。
これが御触れだったんですね。
それからイギリスではよくされたのが、
「優れた植民地人が出てくると両手首を落とす」
という統治ですね。
これが日本で行われたら、やっぱり日本人は耐え難いと思いますよ。
僕なら戦争します。
日本が戦争せざるを得なかった理由
もうね、自分のね、妻や子、女性は全部外国人に暴行される。
ちょっと優秀な子供を育てると、両手首を落とされる。
そんなんじゃ、
「もう生きてる価値も無い」
と思って、戦争しますよ。
これだったわけですよね。日本が戦争を起こした原因と言うのは。
アメリカはですね恐らく、石油を禁輸すれば7年で日本は軍艦と戦闘機を使えなくなる事は分かっていましたから、
まぁ、それをマッカーサーも言うべきでしょうけど、アメリカの議会ですからそこまでは言わずに、
「アメリカが日本を戦争に導いた」
とは言わずにですね、
「日本は自衛のために戦争をせざるを得なかった」
と言ったわけです。
こんなにはっきりしているのに、反日日本人はなぜ、大東亜戦争を侵略戦争と呼ぶんですかね。
じゃあ、
「開戦した時は侵略じゃなかった、その後侵略になった」
というのなら、それはそれでまた、理屈をこねなければなりませんね。
まぁ、これが実はですね、ここでは明確にマッカーサーの話だけをポンと取り出しましたが、ここには深い、日本人の心の闇があるんですよね。
日本人と戦ったアメリカ人の敵将が、
「日本は侵略戦争じゃない、自衛戦争だった」
と言っていいるにも関わらず、日本人の方が
「あれは侵略戦争だったと言っている」
じゃあ7年経って、軍艦と戦闘機が無くなったら、日本は必ず植民地になりましたからね。
そしたら、自分の家族は乱暴され、自分の子供は両手首を落とされるんだと、それでも侵略だと言うのは、一体どういう所にあるのか。
これを、あまりカッカせずに、右でも左でもなく解説していこうと思います。
日本の戦争の大きな転換点
日本の戦争には、2つの大きな転換点がありました。
それとは別に、日中戦争もありましたが、これは別でお話しします。
明治の初頭に、日清戦争と日露戦争起こり、後に、大東亜戦争、つまり日本が敗戦した、太平洋戦争が始まります。
日清戦争よりも日露戦争は大きな戦争でした。
まずは、日本にとって非常に大きな戦争であった、日露戦争から整理してみたいと思います。
20世紀初頭、ロシアは猛烈な勢いで、極東に勢力を伸ばしてきました。
モンゴルの領土を全部奪い、満州北部までやってきて、ウラジオストクという軍港を作ります。
ウラジオストクというのは、ロシア語で
「東方を支配する」
という意味があるそうです。
その当時、中国は清でした。
ロシアはその清から満州を奪い、旅順に港を作ります。
ロシアは、更に南下し、現在の韓国の釜山の近くにある、鎮海湾(ちんかいわん)に軍港を作る計画を発表します。
ロシアの恐るべき狙い
ロシアは大陸だけではなく、海にも出るつもりでした。
ロシアは、鎮海湾に軍港を作り、海から日本まで進出する計画だったのです。
ロシアの計画としては、、ウラジオストクと旅順に東洋艦隊を置き、更に、鎮海湾に設置する。
それを手始めとして、日本の新潟、または北海道、または長崎を目指し、台湾へも勢力を伸ばそうというのがロシアの狙いでした。
このような事実があるにも関わらず、反日日本人は、ロシアの侵略自体を認めません。
「ロシアがそんな事をするはずがない!」
というのです。
現在では想像出来ないのかもしれませんが、20世紀始めの頃の白人は、それが普通だったのです。
ロシア人などの白人にとって、戦いもそんなに必要ではありませんでした。
白人が「どけ」と言えば、有色人種は、どいたわけですから。
事実、中国、その当時の清は、戦う事もなく、満州をロシアに明け渡しました。
そのため、ロシアが悠々と朝鮮を横切って、鎮海湾に軍港を出来るのは、待ったなしの状況だったわけです。
鎮海湾というのは、元々非常にいい港として有名で、元寇で、日本に蒙古が襲来した際には、蒙古の軍船がそこから出港したほどです。
この蒙古襲来の際も、中国も朝鮮も蒙古に簡単にやられてしまい、鎮海湾から日本に危機が訪れました。
元寇の危機から約600年後、鎮海湾に軍港が出来れば、日本にまた、それ以上の危機が訪れてしまうのです。