消費者金融やカードローンは悪い借金
カードローンのというのは、逆に悪い借金なんですよね。
カードローンとか消費者金融というのは。
それを、例えば、自分の会社の経営の資金繰りに使ったりする人がいるじゃないですか。
これなんか、もう愚の骨頂ですよね。
なぜかっていうと、例えば、昔の消費者金融の金利は、30%くらい取られていたわけですよ。
29.92%上限金利で取られていたわけですから。
これって、もの凄い金利なわけですよ。
要は、1000万円借りたとしましょう。
1000万円も貸してくれないですけど、じゃあ100万円借りたとしましょう。
年利30%近く取られるわけですよね。
100万円借りて、それを会社の運転資金に回したとしたら、元手が100万円を年利30%で回さなければいけないんですよ。
要は、純資産利益率が30%といったら、それは結構ハードですよ。
会社を経営されている方だったら分かると思いますけど。
普通、返せないだろうと思いますよね。
だから、例えば商工ローンのSFCGなんかで借りてた人なんかは、
「返せるわけないでしょ、事業者金融で」
って話です。
それだけ利益を上げられるっていうのは、相当うまくいっている場合ですから、多くの人たちは失敗するわけですよ、明らかに。
これは悪い借金ですよね。
大手証券会社が潰れた理由
年利5%以上で借りるのは、結構きついと思いますね。
なんか、最近、金融危機で、証券の大手の会社が何件か潰れましたけど、なんで彼らが潰れちゃったのかというのは、彼らが非常にリスクが高い投資をしていたからなんですね。
商業銀行と違って、投資銀行というところは、自己で資金を調達できないんですよ。
商業銀行っていうのは、個別顧客から銀行預金を預かる事が出来るんですね。
そのために、銀行免許というものを取得するわけですけれども。
でも、投資銀行というのはそうではなくて、年金基金であったり、生保であったり、銀行であったりから、お金を借りて、要は、他人からお金を借りて、他人の資本で、自分で場で張っているわけですよ。
だから、もの凄い自己資本比率が低いんですよね。
うまくいっている時はいいんですけど、相場が反転すると、急に縮小してお金を返さないと、潰れてしまう可能性は高いんですよね。
しかも、金利も結構高い金利で借りているわけですよ。
みんな5%以上、10%近い金利でみんなお金を調達して、投資をしていたので、要はいい時はそれでも回るのですが、途端に経営環境が悪くなると、資金がショートしちゃうんですよね。
いい借金と悪い借金
あまりに金利が高いものは、お金を借りるべきでは無いんだけれども、金利が安い借金というのは、逆にどんどんした方がいいんです。
いい借金と、悪い借金があるっていう事ですね。
それは、信用の裏打ちなんで、借金が出来るという事は、それだけの信用が自分にあるという事ですから。
ただ借金というのは、当然、世の中の流れに応じて変わっていくものなので、社会全体がバブルになっていたら、自分の信用もバブルになっているんです。
当たり前ですよね。
社会全体がそうなっているわけですから。
自分の信用だって、膨らんでいるわけですよ。
自分の実力以上に膨らむのが、バブルっていうものなので。