ダイエットに成功する方法
なぜ人間は肥満になってしまうのでしょうか?
肥満学会や肥満論文を読んだり、肥満のような文化的なものは、医学だけではダメなので、生物学であるとか、社会情勢、もちろん、農業の状態まで広く調べ、私なりに整理してきました。
人間の食欲というのは、ある意味でとても特殊な側面があります。
野生動物を見てみても、太ったシマウマは見たことがありませんし、何万頭のヌーの群れを見ても、メタボのヌーも痩せこけたヌーもいません。
こういった事がなぜ起こるのか、とういのは医学や動物学の世界でかなり研究されています。
人間だけが知る栄養学
人間以外の動物は、栄養学というものを知りません。
「砂糖はおいしいけれども食べてはいけない」
ですとか、
「油ものはおいしいけれども食べてはいけない」
といった事が言われますが、それは人間に栄養学があるからです。
元々味覚というのは、
「美味しければ食べる、美味しく無ければ食べない」
というものです。
もし、私たちが野生の馬だったり猿だったりすれば、砂糖や脂肪分も普通に食べるわけです。
ですが、太ってはいません。
もちろん、糖尿病でもありません。
砂糖や油の誕生
砂糖は300年くらいに発見され、それまで人間は存在を知りませんでした。
ですが、サトウキビなどは自然界にいくらでも存在しているので、砂糖の誕生が肥満の原因というのもおかしいです。
油に関しても、油を十分に食べられるようになったのは最近だから、などと言われます。
以前はずっと栄養失調だったから、油がおいしく感じられるんだ、などとも言われますが、それもおかしいですね。
動物界にもそういった例はいくらでもあるわけですから。
人間と猿の共通点
もう一つの問題は、人間は猿の子孫ですから、食べる物も猿と大体同じなんです。
猿が何を食べているのかと言ったら、主に木の実、果物、草の根といった葉っぱでは無いものを食べています。
これだけではたんぱく質がどうしても足りないので、昆虫や小さな動物を食べています。
人間の基本的な食べ物は、日本食を見てみると、焼き魚、煮物、
煮物というと大体使うものは、にんじん、ごぼう、タケノコ、といった根の物、それから実の物といったものが主体で、葉っぱがないわけでは無いですが、少ないですね。
「白菜はどうなの?」
「ほうれん草はどうなの?」
といった事を思われるかもしれませんが、基本的には、里芋みたいなものや、レンコン、にんじん、大根、といった感じで、葉っぱよりも若干、根や実が多いように感じます。
こういった食事の内容を見ても、猿の状態が続いてきているわけです。
栄養過多な人間
こういった基礎的な事と、かつ、最近なぜ私たちが太るのかといったら、それは基本的に栄養が過多であるからです。
労働は軽くなってきているにも関わらず、食欲だけは落ちていないという状態ですね。
こういった人間の食欲の根源、もしくは動物との関係、現代社会の労働条件などを全て含めて考えた結果、簡単に一言でいうと、
「TVを見るから太るんだ」
という風に思うわけです。
というのも、現在はもう栄養が足りないから、ご飯の時間が来たら、貪るように食べるような時代ではありません。
洗脳により、一時は、
朝は、「朝食は食べなければならない」といって朝食を食べる。
お昼は、「お昼休みが来たから」といって昼食を食べる。
夕方18時か19時になると、「夕方は食べないといけないから」といって夕食を食べる。
といったように、人間はいつ食べるかを頭で考えるわけです。
現在の人間の食の根源は、頭で考えて食べなければならない時に食べるのと、誘導型の食欲なのです。
男性の誘導型の性欲
男性の性欲は、誘導型の性欲です。
女性がお化粧をするようになったのも、その事が原因です。
女性が誘わないと男性の性欲は沸かないのです。