③緊急に資金が必要
旅行や病気など、手持ちの資金が少ないにも関わらず、急な出費が必要となった場合には、多少得られる金額が少なかったとしても早急に商品を販売し、現金を得たい状況もあるものです。
会社などの場合であれば、売上があったとしても、支払いが発生にする日にその現金が無ければ、黒字倒産してしまいます。
そのため、とりあえずの資金を調達するために、商品を安い価格で売りさばくという事は意外と存在するものです。
つまり、緊急の資金が必要な場合は、価格差が発生することがあるということですね。
④値段設定に差がある
小売店によって、仕入先との関係の関係の深さによって、仕入れ価格に差が出てしまう事があるものです。
同じ商品を安く仕入れる事が出来るのであれば、他店舗との競争力をを出すために、安い価格設定をするのは当然の戦略です。
つまり、同じ新品商品だとしても、仕入れ価格の違いにより価格差が発生することがあるということですね。
⑤売り先が異なる
実店舗でのみ販売しているのであれば、そこで販売することの出来ない商品は、値下げなどして赤字でも売り切ってしまわなければなりません。
ところがインターネットを活用する販売する方法を知っていれば、日本のみならず海外で商品を販売することも可能です。
海外で販売する事になれば、需要と供給の関係により、大きく利益を乗せて販売しても、喜んで購入してくれる人が現れる場合があるものです。
つまり、同じ新品の商品だったとしても売り場を変えることによって、価格差が発生することがあるということです。
⑥大幅なセールがある
実店舗などでは特に多いのだが、お客を呼ぶために赤字覚悟の大幅に値下げした目玉商品を作ったり、大幅なセールを行うという事があります。
多くのお客に来店してもらい、ついで買いをしてもらおうというのがその狙いです。
スーパーがもやし1円、卵50円でお客を集めると同様ですね。
つまり、集客するために、価格差が発生することがあるということです。
⑥商品の希少性が高い
人気グループの嵐など、最近のCDやDVDの販売には、数量限定の初回限定盤があるのが定番です。
嵐などの人気グループの場合であれば、初回限定盤が欲しいファンの人数の方が多いため、値段が高くても手に入れたいという事で、新品商品であっても商品価格が高騰していくことがよくあります。
つまり、希少性が高い商品であれば、価格差が発生することがあるということですね。
⑦商品の緊急性が高い
人気の漫画やゲームなどであれば、発売日には在庫切れになってしまっており、手に入れることが出来ない状況がよくあるものです。
多少多くの金額を出せば当日手に入れることが出来るのであれば、どうしてもその日に見たい、またはプレーしたい人なら、多くのお金を出すこともあります。
つまり、緊急性が高い商品の場合は、価格差が発生することがあるということです。
⑧利便性が高い
歳を取ってくると特にですが、重たいものを買って自分で持って帰るというのは、億劫なものです。
重たい商品を手軽に買うことが出来、自宅に送ってくれるとなれば、多少価格が高かったとしても、そちらにお願いしたいという人もいるものです。
特に現在のお年寄りは、若者たちよりもお金に余裕のある人が多いものです。
つまり、利便性の違いによっても価格差が発生することがあるということですね。
⑨付加価値がある
書籍を出版した著者が、本を購入してくれた人と握手をしたりサインをしたり写真をとったりといったキャンペーンを行う事があります。
この場合は商品自体は同じ値段かもしれないが、交通費や時間をわざわざ使って、キャンペーンに参加したという事は実質的には高い値段で購入しているともいえます。
他にも、商品に返金保証や修理保証、専門家によるサポート、情報提供といったサービスが付加されていれば、多少値段が高かったとしても、購入したいと思う人は存在するものです。
つまり付加価値が付くか付かないかによって、価格差が発生することがあるということです。
⑩ボリュームディスカウントがある
商品を大量に購入するよう小売店に交渉すれば、仕入れ価格を下げることに同意してくれる小売店もあるものです。
小売店側としても在庫を抱えるリスクは取りたくないので、多少利益率が悪くなったたとしても手間を掛けずに一度にたくさん商品が捌けるというのは、有り難いものです。
更に、支払いを即金で行える場合は、小売店側としても売掛金を回収できないリスクからも開放されるため、大きな値下げに繋がりやすいものです。
つまり、ボリュームディスカウントによって、価格差が発生することがあるということですね。
最近のせどりの流れ
最近のせどりのトレンドは、ツールや外注などを活用してシステマチックに商品の価格差を抽出するといった方法が一般的になってきています。
せどりというビジネスが稼げるということが分かった事もあり、事業として本格的に取り組む会社も増加しました。
扱う商品としては、利益が出そうな商品をインターネットや実店舗などあらゆる場所から仕入れを行いあらゆる場所で販売しているといった状況です。
また、最近では、日本で販売するだけではなく、海外のAmazonやebayというオークションサイトを利用して販売している人も増えています。
資金力がある企業の参入も増え、世界中から仕入れを行い、世界中から販売するといったように、せどりというビジネスも大資本化、グローバル化しつつある状況です。
せどりビジネスの本質
ビジネスは需要と供給のバランスによって成り立っています。
簡単に言ってしまえば、需要が多く供給が少なければ儲かりやすく、需要が少なく供給が多ければ儲かりにくという事です。
せどりを行う場合は、売り先が主にAmazonとなるため、売り値に差がつきにくいビジネスです。
そのため、せどりで利益を出すためには「いかに安く安定的に仕入れることが出来るか」つまり「仕入れ」で殆ど決まってしまう傾向にあります。
行き着く所、資金力であったり、資金力が無いのであれば、仕入先との信頼関係の構築によって、差がついてしまいまます。
コミュニケーション能力が長けていれば、仕入先との信頼関係構築によって、仕入れ値を下げる事が出来る場合もありますが、行き着く所、資金力で差がつきやすいビジネスであるといえるでしょう。
仕入先
インターネット上であれば、ヤフオク、ヤフーショッピング、楽天ショップ、などから仕入れを行うのが一般的です。
輸出を行う場合は、ヨドバシ・ドット・コムや駿河屋、あみあみなどのショップは利益の取れる商品が手に入りやすいショップとして人気があります。
実店舗では、イトーヨーカドーや西友、ドン・キホーテ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラなど大型のショッピングモールであればワゴンセールや価格交渉に応じて貰いやすいため、効率的に仕入れを行うことが可能です。
東京など都心部近くに住んでいる場合は、店舗数が密集しており商品数も豊富なため、せどりをする上においては圧倒的に有利だといえるでしょう。
常に2%安く仕入れるちょっとしたテクニック
ハピタスというポイントサイト使って商品を購入する毎に、1~2%のポイントを獲得する事が可能です。
1ポイント1円に換金する事が出来るため、常に1%割引価格で仕入れる事が出来ます。
更に、楽天カードを使用すれば、商品を購入する毎に1%の楽天ポイントを追加で獲得も出来ます。
つまり、合計で常に2~3%程度安く買い物をすることが出来るということですね。
獲得した楽天ポイントで、勉強のための書籍を購入してもいいだろうし、仕入れに使って、利益の足しにする事も出来ます。
せどりのメリットとデメリット
せどりというのは即金性の高いビジネスです。
Amazon商品が売れたら、1週間から2週間程度でキャッシュを手にすることが可能となります。
ヤフオクを使用して販売すれば、更にその期間は短くなります。
これは資金力のなり独立直後の個人やサラリーマンにとっては、メリットとなります。
また、せどりというのは安く仕入れば利益がほぼ確定するというシンプルなビジネスであるため、高度な知識を必要としませんし、事業化すれば、大きく稼ぐことも可能です。
しかし、せどりは小売業者から仕入れを行うため、利益率が高くありません。
良くて30%、何の工夫もなく仕入れを行っていれば5%、下手をすれば赤字といった事態となってしまう事もあります。
また、扱う商品が誰でも扱える商品が多いため、一瞬でライバルが現れ、利益が取れなくなってしまいます。
また、せどりというのは肉体労働の側面が強いため、自分で全ての作業を行っているとすぐに収入の限界が訪れてしまいます。
ツールを使うや人を雇うなど、いかに自分が作業しない状態を構築出来ないのであれば、せどりで大きく稼ぐことも、時間に余裕を作ることも出来ない事を知っておく必要があります。